約1週間ぶりに更新。
タイにいるのにまだカンボジア編書いてるww
今日はまとめて更新。
さて、
アンコールワットのあとは地雷博物館へ
カンボジアの地雷問題や地雷博物館について、全く予備知識ゼロで向かったけれど、
やはり、カンボジアといったら「地雷めっちゃ埋まってるところ」っていうイメージ。
その背景と現状を知りたくて訪れた。
ここは、僕が以前空港で出会った「アキラさん」という方が自費で建てた博物館だった。
【アキラさんについて】
カンボジア人の地雷除去活動家。
クメール・ルージュ時代、政府に両親を殺され、さらに少年兵としてカンボジア各地で地雷を埋める作業をさせられた。
13歳の時、侵攻してきたベトナム軍に捕まり、それ以降はクメール・ルージュと戦う。
20歳の時、カンボジアに国連の平和維持活動が入ると、アキラさんは初めて地雷撤去活動をはじめた。その時、地雷を埋めたことへの自責の念から、生涯を地雷撤去に捧げることを決意。
そして、地雷のことを知ってもらうために、自費で博物館を建てた。
アメリカCNN放送の「世界のHEROベスト10」にも選ばれてる!
こんな凄い人と実際に会ってたとは。。
これはアキラさんがこれまで撤去した5000個の地雷。
地雷は人を殺す為ではなく、人を傷つける兵器。
ひどく傷ついた人を見せて周囲に恐怖心を植え付けるとともに、介護や手当に人員を割かさせることができる。
効率的だけど、恐ろしくて非情な兵器だ。
それをクメール・ルージュはカンボジアのいたるところに埋めまくった。
そして、いまでも約600万個の地雷が埋まっており、年間で200〜300人が地雷の被害にあっているという。
すべて撤去するにはあと100年はかかるとも…。
恐ろしい戦争が終結から30年ほど経つけれど、いまもなお課題が残っていて、命がけでそれに立ち向かっている人がいる。
そんなことに気付かされた1日だった。
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